Camp matsushima

● Camp matsushima 「追憶」
[参考記事]:JASDF

◎昭和17年  旧海軍航空基地(一式陸攻、銀河、月光)
 ◎昭和20年  米軍駐留
 ◎昭和29年  保安隊臨時松島派遣隊新設
           航空自衛隊臨時松島派遣隊新設
 ◎昭和30年  日本政府へ返還、松島基地発足 ,第2操縦学校に改編
 ◎昭和33年  第4航空団が新編(F−86F)
 ◎昭和34年  松島管制隊、松島気象隊新設
 ◎昭和35年  中部航空方面隊に編合
 ◎昭和39年  松島救難隊新設
 ◎昭和48年  飛行教育集団隷下(F−86F)
 ◎昭和50年  機種更新(T−2)

   基地の総面積

    約3,630,000万㎡(坪数110万坪)
   主滑走路       副滑走路   

    約2,700m       約1,500m

 私が入隊したのが確か逆算すると昭和41年頃かと。上記の様に旧海軍航空隊の爆撃機の基地出したので其ノ当時としては大きい方で特にHangarなんかセーバーを格納するには大きすぎるグライでした(天井が高い)。そんな若いときにの記憶を思い出しながら書きつずりたいと思います。

● index
★★  F-86 セイバー(ノースアメリカン社)

★★  F-86 セイバー トラブル

★★  ロッキード F-104Jスターファイター

★★  スクランブル

●  F-86 セイバー(ノースアメリカン社)
若いときにJASDFで整備の仕事をに就いたときに三年間お付き合いした機体です。当初F-104Jに憧れてJASDFに入ったのですが何故か松島の基地に配属、当然F-86F セイバーしかなく武器隊として日夜整備にイソシミマシタ。

今から四十数年前になりますが、今から思えば太平洋戦争で完敗したのは当然でしよう。と言うのはこのsebreの良く出来たこと、機体そのものの性能はもとより何て言うのか我々地上整備する上での仕事のしやすさには感動ものです。
通常整備にしろ各、ユニット(武器・エンジン・無線器・等)の取り付け取り外し・調整が短時間に終えられ様に設計去れているのには勉強になりました。矢張り彼らには敵わないのは当然か、何処かのバカみたいにヤタラ精神論ですましたしまう輩とは一枚上手ですな。

前置きは其れくらいにして、此れからつずくって行くことは主にWeaponの事になると思います。

Weaponに関してはまず GUN:12.7 mm M2機銃 6門 ・爆弾:最大 900 kg ・AIM-9B 2発 ・ロケット弾 ・等です詳細WEBサイトで、ここでは必要無いでしょう。

★ GUN
良くM2機銃となってますが正確にはM3機銃X6門です、[M2機銃]は陸上用です。
違いは、尾低が大きい。放熱筒がついている。発射数が増してある。

※ 前方銃身受で銃口からのガス圧を変圧・偏向させることにより銃身の後退速度を早め発射速度を増大させる事が出来ます。

 また機銃本体と機体との取り付けは幾分かのクリアランス(隙間)が有り手で揺するとガタガタに取り付けて有ります、打った瞬間に見事に止まります。(一秒間に最大二十発かな)

 通常ハーモニーゼーション(照準合わせ)では一GUNに十発ずつで左右二GUNずつ打ちます。
距離は標的まで1000フィート(約300M)。
着弾は1000フィート(約300M)で集中。60% →80%グライで[OK]。
ここで問題化:標的に着弾時左右のGUNをどうして見分けるのか。・・・・・・・何方かに色をつけておく。

 ここでもう一つ需要な事は、かくGUNには凍結防止用に夏でもGUNヒーターを取り付けます。何回かパイロット様がお忘れが在りましたね。後は大変な仕事です、とりあえず直ぐに全部外してソルベントで洗浄・取り付・ハーモニー、罰禁門だ。

 弾の搭載量は確か一門に付き三百発だったかな、其れが六問で1800発。
時間的に15秒から20秒打てます。

★ BOMB
 この当時は対空が主で対地・対艦はやっと実験的に訓練をやり始めた様な記憶があります。搭載BOMBは翼下パイロンに搭載し搭載BOMBは100から1000LBSまで、それに120LBSナパームX2を搭載出来る。
 通常の任務では爆弾の搭載(実物)は余りやらなかったアラカタ訓練弾が多かった。ナパームに置いては一度中身をセメントミキサーの様な機材(戦車用ガソリン+ゲル化剤)で作り基地内の空き地で燃やしたな、これは怖いよチョットグライ消しても又燃え上がる、・・・信管は黄リン。

 ジェット戦闘機に置いては爆弾投下時にはプロペラ時代と異なりただBOMB RACKをONだけでは爆弾はなかなか落ちないというかシバラク付いて来る状態なので矯正的に火薬の力で叩き落とします、この時点では未だ信管に繋がってるワイヤーで信管はOFFの状態だから大丈夫です。

★ AIM-9B
 未だに現役で使われてますが其れなりに安くて基本的に設計が良かったのかな、見た目が細いので発射後折れないかなと思いましたが、奇遇かな。値段は確か教官は二台分でロールスロイス替えるとか、最近のradarホーミング何かは安モンの戦闘機替えるグライするらしい。

 今から思うに何せ物が物だけに学校でも教官は黒板にはいっさい書かない描いても直ぐに消してました。まゃ極秘扱いでしたが。普段はダミーのAIM-9を積んでのロックONまでなのでシーカーだけの機能しかないやつしか使わない。一応なんでもそうですが保管期限有って当時でも近いのがソコソコ有りましてパイロットは小さな声で私に耳打ち(撃ちたい)、・・・・日本では撃つとこない。

※ 標的は5インチ HVARロケットを発射。なお赤外線追尾用のフレアーを燃やします、5インチ HVARロケットのモーターは1.8秒で燃え尽きますので。

 当時としては良く出来てましたが、あれは正確に当たらなくても接近・あるいは側を通過しても感じる信管が備わってるし、あとは当たらなかった場合も地上に落ちずに自爆用の信管が働く様に出来てました。
余談ですがAIM-9を取り付けるランチヤーには赤外線信号の増幅用のデバイスはデカい五極の真空管が五本位並んでました。
 本物のSidewinderを搭載したことが一回有りました、それも有るだけのSidewinderを全機に。あれは確か北鮮にアメリカの情報船(たしか漁船に偽装)拿捕された事件の時の様な記憶があります。JASDFが厳戒態勢アップル(赤)だったのでしよう。
ここまで:20100906

●  F-86 セイバー トラブル
 戦後のアメリカのジェット戦闘機としては実戦に置いてピカイチの戦績を残した当時のエースです。FlightGearにおいてもカスタマイン(jsbsim化)と[Dave's版]のセーバーは非常に飛びやすい、今の戦闘機に比べてスピードでは負けますがバランスの取れた機体だと思います。
※ コックピット内に緊急用の手斧が備わってる(Canopyが機能しない時に使用する)

 良く事故が有りました、セーバーが三機か四機がそれにC-46が一機とヘリコプターが一機かな。其れなりに犠牲者も、人の人生て気ままだなと。

★ C-46は離陸失敗で大破炎上でしたが、当時私だけがショップに一人オペレーターとして待機時に管制からTEL落ちたと何が・・・!と。今飛んだ奴、エー ?。別に異常無かったのですがただ嫌にランナップが長かったかな。左右のエンジン調整に手間取っていた様だ。後で解ったことですが此れが墜落の原因でした。と言うのは当日の気象はミゾレ交じりの雨で非常に気温が微妙状態、・・・そんな時にエンジンをガンガン回せばドウナルカ。答えは簡単ですパワーの無いC-46は翼が命、翼にへばり付いたミゾレを凍結に結果はいくら離陸時に走れど飛ばないよ。C-46の前に飛んだYS−11のパイロットの話では何時もとちがって上昇しずらかったと。
 後日談ですが落ちたパイロットは、離陸しながらスロットル一杯・浮かない、計器もいつも道理何故か浮かない、その内電信柱が高度が低すぎて避けられづ目の前に国道が・・・電信柱をなぎ倒して・・・諦めた。最近の話ではニュウヨークだったかな同じ様な翼が凍結し川に不時着事があった様な、前例が有るのに何で同じ事を人間は繰り返すのか。

 
★ セーバーでは、一機目は大戦時からの飛行隊長だったパイロット、大戦時も何回かトラブルで緊急脱出の経験が今回もエマージェシーが掛かったときは今回は駄目だろうと思いきや当の本人はパラシュートで脱出しタバコを吸って椅子に座って居られたそうです。

 其れから次の一機は忘れられない、犠牲になったパイロットは着任マジかのまだ若い人でした。遭難時雪深い冬だったと思う。発見されたのは雪解け時山師さんからの報告からでした。遺体は確か頭部のみだったかな発見者はヘルメットだと思い取り上げたら首が。・・・で、当人基地に帰って衛生隊に入院ご見ない。勿論葬儀は部隊葬、そのとき確か婚約者来て居られた。

 次の事故はハッキリしないのですが、今から思うに不思議な事故でした。 事故当時の状況がハッキリしないし、余りいい加減な間違い情報を載せる訳にはイケないですが、場所も多分かの有名な前後して何回もトラブルゾーンの雫石辺りだと思う。事故直後におかしいの出すが単なる自衛隊のそれも当時としても旧式のセーバーなのにアメリカの四軍の救難機があの広いエプロンを埋め尽くす程来てましたが何でだろう。そんなに大騒ぎするのが今となっては変だ。
 肝心の機体は半年のちに発見されましたが遭難機の救出に行かれた先輩の話では機体はそんなに損傷しておらずその場所にチョコンと置いた様な状況がだったとか。最後に先輩は唇に手をあてた、これは余計な事は喋るなの事。パイロットの遺体の事が今の私にはハッキリしない。・・・何が有ったのか今となっっ手は、もう一度調べてみたいな真実を。

★ その他:私が松島に入隊する前にですが、大変な事故が。一般隊員でセーバーのジェットエンジンに吸い込まれたそうです、そく機体をバラし救出、遺体は真っ白、蝋燭見たい。もちろん即死。
基地司令部に遺影を見ました。

もう一つこれも私が入隊するだいぶ前のこ事だそうですが・・・・・!。滑走路の隅にT-38の壊れた残骸が。と聞くと先輩は、チョット前にある隊員(整備員)が国に帰りたく計画的に飛び立ったが失敗落ちたそうです。何で片付けないのですか、・・・・・・・対地攻撃の標的に使ってるとの事。

ここまで:20100912

●  ロッキード F-104Jスターファイター

術課学校出てからはセーバーの部隊勤務でF-104には一才触れずじまいでした。
機体概要は詳しくはWEBサイトでここでは一般では知られてない裏話と言うか本当のどうでも良い事を書いていきたい。

データは・航続距離:2,920km(カムチャッカから沖縄)けっこう飛べますが行動半径:は500マイル・上昇時間:は35000フィートまで2.2分(セーバーは8~9分)・上昇限度:一応60000フィート(180000m)出すが当時我が松島にF-104が飛来しましたが、何時もと何か違う遠目見ててパイロットのヘルメットが何時もと全く違う単車で言うフルフェース(首まで有る)を付けているし、スーツも宇宙飛行士の様な出で立ちで降りてきた。・・・・と、言いたいことは当時高々度から侵入してくる爆撃機を迎撃するために高高度迎撃の訓練をしていた様です。
上昇限度:一応60000フィート以上の高さは飛べた様だ(特別仕様かな)

電源
 交流と直流有りますがかなり複雑です専門外ですので簡単に、交流は主にエンジン駆動発電機です、ジェネレータは二つ。後は計器関係、それに面白いのは緊急用AC電源として風力駆動発電機(家庭用の扇風機位のおおきさ)が在りました(胴体右側に格納)※無線機用

 直流は(28V DC)変圧整流器で、正常時は:120A・緊急用:20A
それに一応バッテリーを積んでて、緊急用ですがエンジン再スタート用二つ(24V DC 3/6A)

次に専門のWeaponに行きますか。

★ M-61 GUN(バルカン)当時の航空自衛隊のは油圧駆動ではなく電気駆動でしたお陰で余計なトラブルが有った様です(チョットメカに詳しい方は想像がつくかと)油圧駆動は高く付いたのかな・・・? 。
で、発射数もチョット低く毎分4000発、・弾薬搭載数は725発・モーター電圧:208V AC・雷管電圧:300V DC。
[砲ローター駆動モーター]は加速・減速時 0.2Sから0.45S
クラッチソレノイド(給弾停止)引き金を放した後 0.5秒間作動。

 それに大事なシステムに発射ガス排除装置がある。よく誤って言われてることですが、F-104の事を「空飛ぶ棺桶」とか「未亡人製造機」など変な言われ方をしましたが。私が教官から聞いた話では原因は[M-61 GUN]の排気ガスが原因だと、それまで無かったのか其れとも装置が甘かったのか・・・? 。主にドイツ空軍の話ですが墜落時の状況が[M-61 GUN]の射撃訓練時の帰還途中に集中・・・で、発射ガス排除装置の見直しが有った様です。バルカン自体も凄いですが発射ガス排除装置もハンパじゃ無い、何せハーモニーの時には機首が動かない様に鎖か何かで固定、ガスを左右に分けるレフレクターなる装置まで設置します。 

※ [M-61 GUN]とジェットエンジンの位置を良く見ると排出ガスがジェットエンジンのインテークにマトモニ入る位置に有るからです。

★ AIM-9Bサイドワインダー(赤外線誘導ミサイル)

 セーバーの項でアラカタ述べましたので割愛します。
ただ、取り付け位置は六ヶ所有りますが発射出来るのは最大四発までかな(セーバーでは胴体下には取り付けは不可能でした)。
胴体下パイロンを使う場合は →胴体下+翼端に・胴体下+翼下にの組み合わせになる。胴体下を使わない場合もは翼端+翼下になる。

[追記] AIM-9Bを飛んだ時に飛行を安定さす装置が有ります、後部フインにローラローンなる歯車が空気の抵抗で回り(多分ジャイロの原理かな)安定さす様です。また地上でエプロン等で待機時には安全のため後部にはノンプロと言う筒場のカバーを付けている、前には(シーカー)には保護カバーを装着取り付けます。

★ 2.75インチ(FFAR)マイティマウス ロケット装着 (セイバーと共通)
 LAU-3/A RXランチヤー(19発)X2 左右翼に下パイロンに・・・ロケットチュウブは紙製(再使用不可)。
発射手順はAUTO・・・前もってトリガーON→radarが判断。
発射手順はMANu・・・パイロットが判断→トリガーON→同時発射。

発射選択は二発ずつ・・・(1/100秒間隔)10回に分けて発射「最後に一発、発射」
発射選択・全弾  ・・・1/10秒間隔で19発、全弾発射。
※ インターバロメーター(発射間隔管制)ランチヤー後部に取り付け。

 通常は前記の[2.75インチ(FFAR)マイティマウス]は数回しか経験は無いですね。普段は別に訓練弾があってソチラノ整備・搭載がおもでした。

※ この訓練弾で、三沢のグランドレンジにおいてパイロンの報告で訓練弾があらぬ方向に飛んだとの事。早速車でレンジに訓練弾とはいえ中々威力有ります十センチ程の松の木をへし折ってました。

F-104Jのスタイルが好きですがもう一つ、訓練とかで基地上空を通過時にエンジンスロットルを下げて通過時の何とも言えない良いサウンドがします、笛をフキながら飛んでる様な爽やかなサウンドが今だに耳に残ってます。

ここまで:20100916

●  スクランブル
● スクランブル

 近年スクランブルの数が多い様です、私の頃はホボ毎週か十日おきに旧ソ連機が頻繁に来てましたが。主に[Tu-16バジャー]か[Tu-95ベア]通常、北海道の日本海から能登沖グライまでとか反対に太平洋側の金華山沖辺りの飛来してお帰りのコース出したが一度機種は記憶に有りませんが大胆に日本をホボ一周したのが有りました、ですので我が松島からも同じ日に同じ機体に二回スクランブル発進がかかりました。お陰で定時に終われなかったかな・・・? 。

 スクランブル要員は武器員(GUNのチャージング)※ 当時はAIM9Bは法律上搭載できずGANのみの寂しい状態。は二人で一泊か二泊かな(基地により様々)で後は機ずき整備員(いの一番にエンジン駆ける)・カメラ要員(セット及び回収)後はもちパイロット二三人でクルーを組む。

 スクランブルHangarは特別なエリアなので担当クルー以外は基地司令官でも無許可では入れません、ソレを分ってて意地の悪い指令は時々お出ましに・・・・・誰何(スイカ:声を掛ける)しないと偉いことになる。

 スクランブル掛かって、f-86fデモ飛び上がるのは早いデスよ一・二分グライかな正確には計って無いので確かでは無いですが。単機では絶対飛びません。

ここまで:20110115
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