fgfs コマンド一覧

3.5.1 一般的なオプション †

--help
もっともよく使われるコマンドラインオプションのみを表示。
--help-verbose
全てのコマンドラインオプションを表示。
--fg-root=path
デフォルト設定でコンパイルしなかった場合に、ルートdataファイルを探す場所をFlightGearに指示。
--fg-scenery=path
基本シーナリーへのパスをある特定のパスに指定。デフォルト位置の$FG ROOT/Sceneryにシーナリーがない場合など。これは、CD-ROMにシーナリーがある場合に特に有用です。
--disable-game-mode
フルスクリーン表示無効。
--enable-game-mode
フルスクリーン表示有効。
--disable-splash-screen
アクセラレータボードの初期化時に3DFXのロゴが回転する機能を無効(3DFXのみ)。
--enable-splash-screen
宣伝するのがお好きならこれを設定!
--disable-intro-music
FlightGear起動時にオーディオサンプルを再生しない。イントロ演奏に問題がある場合に推奨。
--enable-intro-music
マシンパワーが十分なら、この設定をお楽しみください。
--disable-mouse-pointer
外部マウスポインタ無効。
--enable-mouse-pointer
外部マウスポインタ有効。古いVoodooベースのカードでフルスクリーンモードを使うときに有用。
--enable-random-objects
ランダムなシーナリーのオブジェクト(ビルや樹木)を含有。デフォルトは有効。
--disable-random-objects
ランダムなシーナリーのオブジェクト(ビルや樹木)を除外。
--disable-freeze
FlightGear起動時にエンジンを動作させ、すぐに離陸可能にする。
--enable-freeze
エンジン停止状態でFlightGearを起動。
--disable-fuel-freeze
燃料の消費は標準。
--enable-fuel-freeze
燃料タンクに一定の残量を保つ
--disable-clock-freeze
時刻の進行は標準。
--enable-clock-freeze
時刻を止める。
--control-mode
操作デバイス(joystick, keyboard, mouse)の指定。デフォルトはjoystick(yoke)。
--disable-auto-coordination
エルロン/ラダーの自動連携オフ(デフォルト)。
--enable-auto-coordination
エルロン/ラダーの自動連携オン(ペダル無し時は推奨)。
--browser-app=/path/to/app
Webブラウザの場所を指定。例: --browser-app="C:\Program Files\Internet Explorer\iexplore.exe" (空白があるため" "に注意!)。
--prop:name=value
あるプロパティ値をvalueに設定。エンジン動作状態で起動させる例:

--prop:/engines/engine0/running=true

もう1つの例:

--aircraft=c172
--prop:/consumables/fuels/tank[0]/level-gal=10
--prop:/consumables/fuels/tank[1]/level-gal=10

これはセスナにショートフライト用の給油をします。
--config=path
追加プロパティをパスからロード。例: fgfs --config=./Aircraft/X15-set.xml
--units-meters
距離の単位にメートルを使用。


3.5.2 機能 †

--disable-hud
HUD(ヘッドアップディスプレイ)をオフ。
--enable-hud
HUDをオン。
--enable-anti-aliased-hud
HUDの線のアンチエイリアス処理をオン。もしハードがサポートしていれば質が向上します。
--disable-anti-aliased-hud
HUDの線のアンチエイリアス処理をオフ
--enable-panel
計器パネルをオン(デフォルト)。
--disable-panel
計器パネルをオフ。
--disable-sound
サウンドをオフ。
--enable-sound
サウンドをオン。


3.5.3 航空機 †

--aircraft=航空機の定義ファイル名
例: --aircraft=c310。選択可能なファイルを見つけるには、$FG_ROOT/Aircraft ディレクトリをチェックして " -set.xml" で終わるファイルを探してください。航空機を指定するときは、ファイル名から " -set.xml" を除外してください。別の方法として、下記の --show-aircraft オプションを使うこともできます。追加の航空機をダウンロードするには、2.2節 をご覧ください。
--show-aircraft
現在存在する航空機の種類をソートしてリスト表示。


3.5.4 飛行モデル †

--fdm=abcd
核となる飛行モデルを選択。オプションはjsb, larcsim, yasim, magic, balloon, external, pipe, ada, nullで、デフォルト値はjsb (JSBSim)です。 larcsimは、LaRCSimシミュレータからFlightGearが受け継いだ飛行モデルです。 yasimは、Andy Ross氏のもうひとつの飛行力学シミュレータ(Yet Another Flight Dynamics Simulator)です。 magicは旋回モードでUFOの機体を動かします。 balloonは熱気球です。 externalは、TCPソケット経由でシミュレータのリモートコントロールを参照します。 pipeは、その名もpipeを経由してローカルからコントロールするためのものです。 nullは、飛行力学モデルを一切選択しません。 UIUC飛行モデルは、ここでは選択せずに次のオプションを使ってください!飛行モデルに関するより多くの情報は1.4節?及びこれ以降をご参照ください。
--aero=abcd
ロードする空気力学モデルを指定。デフォルトはc172です。利用できる空気力学モデルは選択した飛行モデルに依存します。
--model-hz=n
飛行力学モデルをこの速さ(1秒あたりの繰り返し回数)で実行します。
--speed=n
飛行力学モデルを現実世界よりn倍速く実行。
--notorim
JSBSimの初期化時にモデルをトリムしない。
--on-ground
地上で起動(デフォルト)。
--in-air
空中で起動。当然ながら、意味のある操作をするには下記の初期高度を指定する必要があります。 X15では必須のオプションです。
--wind=DIR@SPEED
方位DIR(度)から風速SPEED(ノット)の風が吹くように指定。コロン区切りで範囲を指定することもできます。例: 180:220@10:15。


3.5.5 初期位置と方向 †

--airport-id=ABCD
直接起動したい空港の国際コードを入力。例えばニューヨークのJFK空港ならKJFKです。取り込まれている空港のIDの長いリストと短いリストは$FG_ROOT/Airportsで見つけることができます。けれども、該当する地域の地形データが必要であることをお忘れなく!
--offset-distance=nm
基準点に対する距離を海里(nm)で指定。
--offset-azimuth=deg
基準点に対する機首方位を度(degree)で指定。
--lon=degrees
起動時の経度を度で指定(西経はマイナス)。
--lat=degrees
起動時の緯度を度で指定(南緯はマイナス)。
--altitude=feet
起動時の高度を指定。 --in-airオプションとともに自由飛行を開始するときに有用です。 --units-metersを使っていなければフィート単位です。
--heading=degrees
機首方位(ヨー角)の初期状態を度で設定。
--roll=degrees
機体の左右の傾き(ロール角、バンク角)の初期状態を度で設定。
--pitch=degrees
機首の上下の傾き(ピッチ角)の初期状態を度で設定。
--uBody=feet per second
機体のX軸方向の速度。 --units-metersを指定していなければフィート毎秒です。
--vBody=feet per second
機体のY軸方向の速度。 --units-metersを指定していなければフィート毎秒です。
--wBody=feet per second
機体のZ軸方向の速度。 --units-metersを指定していなければフィート毎秒です。
--vc=knots
対気速度の初期値をノットで指定(--fdm=jsbの場合のみ)。
--mach=num
対気速度の初期値をマッハで指定(--fdm=jsbの場合のみ)。
--glideslope=degrees
飛行経路角(滑空角)を指定(正の値も可)。
--roc=fpm
上昇速度の初期値を指定(負の値も可)。


3.5.6 レンダリング(描画)オプション †

--bpp=depth
色深度をピクセルあたりのビット数で指定。
--fog-disable
霧を無効化。レンダリングの負担を軽くするために、デフォルトでは遠方の景色を霧で隠しています。このオプションを使うと、遠くまで見える代わりにフレームレートが低下します。
--fog-fastest
このオプションを使うと、風景が良く見えなくなる代わりにフレームレートが向上します。
--fog-nicest
このオプションを使うと、もやのかかった日に飛行するような、かなりリアルな視界になります。
--enable-clouds
雲層を有効化(デフォルト)。
--disable-clouds
雲層を無効化。
--fov=degrees
視野を度で設定。デフォルトは55.0です。
--disable-fullscreen
フルスクリーンモードを無効化(デフォルト)。
--enable-fullscreen
フルスクリーンモードを有効化。
--shading-flat
最も速いモードですが、地形が見苦しくなります!このオプションは、画像プロセッサが本当に遅い場合に役立つかもしれません。
--shading-smooth
推奨設定(デフォルト)。実に素晴らしい見え方になります。
--disable-skyblend
霧やかすみの無い空を単色で表示。速いけど見苦しい!
--enable-skyblend
霧やかすみを有効にし、空や地形が本物っぽく見えます。これがデフォルトであり推奨する設定です。
--disable-textures
地形の細部を無効化。見苦しいけれども画像ボードが遅い場合に役立つかもしれません。
--enable-textures
デフォルトの推奨設定。
--enable-wireframe
FlightGearの世界が内部ではどのように見えるか知りたければ試してみましょう!
--disable-wireframe
ワイヤーフレーム無し。デフォルト。
--geometry='''WWWxHHH
ウィンドウサイズを定義。 WWWxHHHは例えば640x480や800x600、1024x768になります。
--view-offset=xxx
デフォルトの前方視界の向きを真正面に対するずれとして設定。設定可能な値は、LEFT、 RIGHT、 CENTER、または度単位の特定の数値です。マルチウィンドウディプレイで有用です。
--visibility=meters
視程の初期値をメートルで設定。
--visibility-miles=miles
視程の初期値をマイルで設定。


3.5.7 ヘッドアップディスプレイ(HUD)オプション †

--hud-tris
レンダリングされた三角形の数をHUDに表示。
--hud-culled
間引かれた三角形の割合をパーセントでHUDに表示。

コメント

このブログの人気の投稿

flightgearのマテリアルが反映し無い

Blender 頂点を円形に揃える(「LoopTools」)